同じ靴を履いてる

生活について

勝浦タンタンメンとラブライブとリズム

明日はアレをつくって食べようと思いながら寝る夜が好きだ。会社もテレワークとなり、家から出ない日が続く中、なんの意味もなく夜更かしするもったいない金曜日の深夜が土曜日の黎明に変わろうとする時間、明日は勝浦タンタンメンを作ってみようと考えながら床に就く。雨音がうっすら聞こえていて、数時間後に目を覚ましても雨は降り続いていた。横殴りの強風も吹いているらしく、窓を打つ雨音が不規則なリズムで強くなったり弱くなったりしている。

材料を買いに行かなくてはいけない。雨も風も強い今、まさに不要不急も極まった買い物であるが、生活用品の買い出しや散歩等については制限されていないし、こんな天候であるがゆえ人が少ないだろうということで、スニーカーとズボンをズクズクに濡らしながら歩いて近所のスーパーマーケットへ向かい材料の買い出し。帰り道、風は依然として強かったが雨はかなり収まっており、祝福されている感。ただ雨が弱くなっているだけで祝福されていると、人は感じることができるのです。このように。水たまりを避けて歩く。通りに人はほとんど見当たらない。

玉葱、大蒜、韮、豚挽肉、辣油、胡麻油、醤油、味醂、酒、唐辛子、花椒、鶏ガラスープの素、中華麺。こんなものでいいでしょう。実は本場の勝浦タンタンメンは食べたことがない。そのかわり、高円寺の「じもん」という勝浦タンタンメンを提供する店にて、よく食していた。その店では勝浦"式"タンタンメンと呼ばれていたが。これがとにかく美味く、中毒性があるので、もちろんお店に行きたい気持ちは山々なのであるが、このようなご時世であるゆえ、このように今回。余談であるがじもんは菅田将暉が行きつけの店としてテレビで紹介していたらしく、そのオンエアーを見た同じくじもん常連の空気階段・鈴木もぐらがラジオの中で、全然じもん愛が伝わってこないことに声を荒げるというくだりがある。もぐらの語るじもん評が味以外のレビューとしては最も的確なので、よろければラジオクラウドで是非。何回目の放送かは忘れてしまったので、一から全部聞いてください。面白いので。

調理。やっぱり料理はいいよなあなんて思いながら勝浦タンタンメンジェネリックを生成。モノマネのモノマネのモノマネくらいの精度。美味い。んま〜い!と興奮するほどではないが、ちゃんと勝浦タンタンメンとして美味い。そして土曜日のクエストを達成。午後の12時半。まだまだなんでもできる時間。

家の中で過ごすこともだいぶ慣れっこになってきたものだが、家での時間が長くなればなるほど、どんどん怠惰になっていってしまう。なんとなく携帯をいじっている時間が増えていく。やる気の問題。それでも無意味に携帯を触る時間が増えすぎるのだったらということで、一か八かラブライブのアプリをダウンロードしてみる。何が一で何が八なのか。

アプリゲームをやめるきっかけも様々で、機種を変えたタイミングでデータの引き継ぎがうまくできなかったり、2、3日ログインせずにいたらそのままフェードアウトしてしまったり、単純に飽きたり。ラブライブ音ゲーとして楽しかったし、それなりに毎日ログインをしてボーナスを受け取ったり、ゲーム上のイベントに参加してボーナスを受け取ったり、アプリの不具合の補填としてボーナスを受け取ったり、様々な形でボーナスを受け取っていたのだが、いつの間にか止めてしまっていて、アプリも消去してしまっていた。どういうキッカケだったか全く思い出せない。意を決してやめるという決断を下しているわけではないだろうと思うので、飽きたのか、毎日ログインしてボーナスを受け取ることに疲れたのか、いずれにしてもやめてから恐らく7年くらいの月日が経つ。

久々のスクフェス、つか久々の音ゲー。全然指が追いつかない。もちろん相当なブランクがあるので仕方ないことだが、それにしてもひどい。7年前はもっとこう、はじめて聴く曲でも喰らいついていけてたような気がするのだが、年齢だろうか。歳を重ねるとリズム感、死んでゆくのだろうか。日常からリズムが失われていることが原因である可能性も。俺はもっとリズムに乗って生活するべきだ。スクフェスを続けてリズム感を身につけ、生活にもリズムを、グルーヴ感を取り戻さなければならない。リズムの化身になろう。友情ノーチェンジ。愛してるばんざい。そしたらきっと青春が聞こえる。ススメトゥモロウ。

ベッドに横たわり、延々シャンシャンを繰り返す。同じ体勢だったせいか身体中が痛み出す。生活にリズムが取り戻されるのはまだまだ先になりそうな気がする。俺はリズムの化身。果たして取り戻せるようなリズムが、俺の過去にあったのでしょうか。身体を引き摺りながら風呂に入る。どうも久しぶりに見たような気がするが、自分の隠毛の生えている範囲が以前より広がっているような印象を受けた。そんな曲です。カネコアヤノで、光の方へ。

 


カネコアヤノ - 光の方へ