同じ靴を履いてる

生活について

法螺貝とスカイウォードソードと26度

ご無沙汰しております。ご無沙汰しすぎたかもしれません。この法螺貝をこう、吹いていただいて、ですね。オリンピックやりますか、人間やめますか。皆様向かう先はいつだってトゥモロー。ゴキゲンなことです。夏が来たぜってよろこびがいつまで持続するかが問題。

特別なことは何もなく、相変わらず映画を観たり、ラジオを聴いたり、少しずつ本を読んでみたり。いいイヤホンをゲットしたことに起因しているのか、或いは単純な巡り合わせなのか、音楽を聴く時間が増えていて、結構たのしい。ラジオ感覚で、だらだら好きな曲の紹介でもするのでも書きたい。少し酔いながら音楽を聴いて、自分で自分にこの曲の素晴らしさを熱弁している時間の具合が良く、具合が良いものだから酒が余計に進んでしまい、翌日猛烈に具合が悪くなるというのが問題。

先日、ゴジラvsコングを観に行ったらなぜかブレスオブザワイルドがやりたくなったので、久しぶりにその世界に飛び込んでみたらまた抜け出せなくなってしまい、ハイラルを救う俺がハイラルに呪われつつあるような様相を呈し始めたころ、楽しみに待っていたスカイウォードソードのSwitch版が発売された。助かった。ゼルダ漬けを救うのはゼルダとは因果なものよな。そんでもって発売日にダウンロードし、遊び始める。

弟がいたこともあって、wiiは実家にあったけれども、その頃は割と最新タイトルに対して食指が動かない時期でもあり、少し試してみたことはあったものの、自分のモーションがゲームとリンクするというあの感じがちょっと苦手というか、両手にしっかりコントローラーを持ちてボタン操作、そっちの方がしっくりくるよなって、wii時代に発売されたゼルダは初プレイ。これが、どうだ。

今なお全然馴れていないのだけど、剣を振り盾を構えるというアクションが気が狂いそうになるくらい楽しい。つか、もうちょっと狂い始めている感じがある。没入感ともまた違う、あれは何なんだ。とにかく笑けてしまうというか、ダンスという型に落ち着く前の、音楽がなっているから何となく身体が動いてしまうという、ダンス未満の、楽しさの予兆が延々続くような感覚。だからゼルダ救いに行く俺の顔が弛緩しっぱなしで時々我に帰り我思うゆえに我ありよな。お母さん俺は30歳になって部屋で一人勇者の舞を舞っています。鳥に乗って大空を舞い、草を刈り、パチンコを飛ばし、骸骨の騎士を再び亡骸に戻す作業をしています。

格好をつけたくなる。剣技といえば宮本武蔵ってんで、コントローラーをだらりと下げ、脱力を効かせ、敵がやってきたら下から上にブンって振り上げ、その拍子にちゃぶ台にしたたか拳を強打し、い〜〜〜〜〜や剣じゃなくて拳いわしちゃうんかい!!!!違うかっ!!!!!!!って没頭してゲーム、ところが長時間の継続プレイができないのは妙に身体が強張ってしまっているからか、しばらくやっているとバキバキになってしまう。勇者の中身オッサンだもの。

とにもかくにも、夏が来ましたよって話。妙な貧乏性を患っていて、例年エアコンの設定は28度がベースなのだけど、俺は勇者なので今年は26度をベースに行かせて頂きます。どうもみなさま、何もかもを成し遂げた男です。26度の部屋から、ゼルダを救いにまっすぐゴー。