同じ靴を履いてる

生活について

桑田佳祐とセックスとイケア

いつの間にか寝てしまっていたらしく、夜の11時前くらいに目を覚ます。猛烈に喉が渇いておりコップに3杯の水を飲み干して二度寝。次に起きたのは2時過ぎで、首筋にべっとり汗をかいている。ベッドの上でグズグズやったのち、シャワーを浴びてグズグズしていたら外が明るくなってくる。このまま起きていられるほど冴えているわけでもなく再び眠る。

8時過ぎ。沈みすぎる枕から頭を持ち上げようとした瞬間、首の付け根に激痛が走り、うわ最悪、寝違えたかと思ったのだが暫くすると痛みは消えた。枕が合っていないであろうことは随分以前から感じており、新しい枕はもちろん欲しいのだが、どうせもう暫くすれば引っ越すことになるので、新居にて新枕を召喚させたいという気持ちあって我慢し続けている。

それにしてもなんかこう、疼くな。夏の、この暑さのせいか。有り体に言うと、射精に対する欲求が、あるんですよね。こう、あるんすよ。たまにゃmaking love そうでなきゃhand job、あちょいとC調言葉に騙され〜なんて心の桑田佳祐が歌っている。大体の場合が「そうでなきゃ」であり、今朝の疼きも「そうでなきゃ」の状態であるためhand jobの呼吸壱ノ型pornhub、と全集中の呼吸を意識したのだが、どうにもこうにも。セックスがしたくてしようがないのである。成程。年に数回あるかないかの目合いに対する猛烈な希求。人肌に対する飢え。全細胞が抱け、そして出せの命令を脳を介し桑田佳祐の声で発し続けている。たまにゃmaking love、たまにゃmaking love。

いくつか手段がある。時に恋人がいればその女性と事を致せばいい。しかし生憎そのような女性もいないので、そうなると一番手っ取り早いのは金銭を支払いその金銭の額に応じたサービスを享受すること。しかしこれには気乗りがしない。そもそもそういったサービスが苦手なのである。無論、セックスワーカーの方々に対し後ろめたい気持ちがあるわけではない。あとこの話は非常にセンシティブなのでこれ以上続けたくない。吉野さんあなたが始めた話だよこれは。さて恋人もおらず、金銭を支払っての性サービスを受ける気も無いとなれば、なんかうまいことやってやらせてくれそうな人に連絡し都合するか。残念ながら、或いはありがたいことに、そういった女性も連絡帳には存在しない。女呼んで揉んで抱いていい気持ち、桑田ァお前ちょっと黙ってろよ、体温、鼓動、柔滑、矯艶、助平、立川、イケア。そう俺はイケアに来た。一体何がどうなったというのだ。

セックスができないのなら家具を見に行けばいいじゃない。making loveとhand jobの二元論で考えているからよくないのだ。たまにゃmaking love、そうじゃなきゃhand job、いっそのことikea、笑ってもっとbaby。わからっしゃい。

先日新居の内見に行ってからというもの、引っ越しに対するモチベーションが下がり続けている。生活環境が変わることに対する期待感は引き続き持ち合わせてはいるが、敷金、礼金、仲介手数料、その他諸々の初期費用のことを考えると、その具体的すぎる数字に圧倒されてしまい、意気が消沈してしまっている。イケアに行けば。家具屋に行けば。素敵な家具の陳列を見れば。肉体に対する欲求を散らすことができればという考えの他に、改めて引っ越しに対するモチベーションをあげたいという狙いもあった。そして、それなりに成功した。いい感じのテーブルがいい感じの値段であった。結局それを買うかはわからないが、そういう感じのテーブルもあるのかという発見があった。桑田佳祐の歌もやんだ。これは強烈な暑さのせいかもしれない。

帰りの電車、子連れの父親の持っていたメッシュバッグに、巨大なる文字で「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁」の記載。3マスもどる。