同じ靴を履いてる

生活について

銀座と心の穴と曲

咳をしても一人。シコっても一人。夢を見る島の鮮やかすぎるエンディングを見てあの時の感情とかを思い出したりしても一人。Twitterでどこからか漂流してくる愛くるしい猫の動画を見て乾いた笑い声を上げても一人。銀座の無印良品で一人、なんか適当なシャーツと安売りされていたトレーナーを買って一人、日曜天国を聴きながら一人、ゲストの清水ミチコとのやりとりに笑いを堪えながら新橋まで歩いて一人、烏賊と煮干しで出汁を取っているラーメン屋で一人、飯を食って一人、家戻ってきて桜花賞負けても一人。ソダシについては本当におめでとうだし、テレビで見ていて感動してしまった。白馬はやっぱし映える。とても綺麗。現役の間に一回は競馬場で見たい。

久しぶりの競馬。1万円きちんと買って観戦して、あ〜ダメじゃん、なんつって。このあとどうするんだったか。1万円で空く心の穴なんか大したことないはずなのに、どうやってその穴を埋めていたのかを思い出せないでいた。ウワッて何も考えず外に出て、立正佼成会の本部へ向かう。僕は信徒ではないけれど、広大な敷地にほとんど人の気配がないそこは、近所ではお気に入りのスポットで、空はめちゃくちゃ晴れているし、夕方であればまだカーディガンの一枚くらいでちょうど良いくらいの気温。最近、ズボンの後ろポケットにちょうどKindleが入るということが発覚して、テキトーに外で本を読んだりすることが増えた。それが良いことなのかはわからないけれど、後ろポケットにKindleが入っているということが、個人的にはすごく嬉しい。陽が傾いてきて、少し肌寒くなってきたので家に戻って一人。

そうやってもしかし、何かが足りないような、心の穴が塞がらない感じがある。君か? 流れる季節に君だけ足りない? 君ってどいつ? 早めに夕飯を済ませ、風呂に入り、タイムフリーでフワちゃんのANNXを聞く。メールの返しが一々バケモノ。割と毎週楽しみに聞けそう。

そしてサンドリを聞きながら再び外に出て近所を徘徊する。堪え切れない笑いが外に漏れてしまったりする。日曜日の夜が晴れたのは何週ぶりだろうか。別に心に穴が空いていたって、好い夜っていうのはどんなタイミングだろうと好い夜だ。家に戻り、ぜんぶ有耶無耶にしてやろうって飲酒。控えめに。買い足しは無しよ。

 

一日の最後、今日の日曜天国で掛かっていた曲があまりにも良かったので、思わず久しぶりに歌詞をメモり、あとから調べた曲。YouTubeで見たら800万回以上も再生されていた。有名なんだ。そらそうか。もっと音楽を身近にしたいよな。そう思わされた曲。