同じ靴を履いてる

生活について

藤原竜也と花粉症とR-1グランプリ

特別何かすることがあったわけでもなく、ただ何となく夜更かしをしてしまったのだが、どうにも6時前くらいに目が覚めてしまって、ずいぶん眠たい感じはあるのだけど、そのまま二度寝をするほどではないため、テキトーに携帯をいじりながらどうしようかと悩んでいるうちに7時前くらいになってしまったので、仕方ないから起きることにした。日中はかなり気温も上がるらしいのだが空は曇り、とは言え今日回さなければいつ回すのってことで洗濯を一か八か。それが功を奏して晴れ間。朝9時過ぎからピカデリー。地雷臭がすごかった『太陽は動かない』を観に。冒頭から結構重みのあるアクションで、おや意外にも、と惹きつけられたものの、映画内にぶち込まれている様々な要素はどれも中途半端で、それでいてあまり食い合わせが良くなく、全体としてはまあ面白かったことは面白かったけど、程度の評価に着地。アクションシーンは良かったし、藤原竜也の大きい芝居はやっぱり笑っちゃう。

歩いて帰ってきて。どうしたもんか。花粉。オイお前に言っとるんぞ。わかっとんのかワレ。わかっとんのんかコラ。すごいじゃないですか。寝不足も祟ってか、どハマりにハマり、ずっとHPというよりMPを削られていく類のダメージを受け続けている感覚。これもう、会社とか休んでいいレベルの病気なんじゃないか。常にぼーっとしてしまい頭が回らないので生産性も落ちるし、ギャンギャンくしゃみして鼻すすり目をこすり、ときどき鈍く呻いたりする人間が隣で仕事してほしくないだろ。しかし花粉症を患っている人間は程度の差こそあれ多く、それを理由に休むなどと言えば、あいつ仕事舐めとるんか、あいつ頭沸いとるんか、あいつソウルが腐っとんのか、などと糾弾される可能性があるためそうもいかない。俺だって花粉症で辛いのに出勤しているんだと圧力をかけてくる上司がいるかもしれない。自分が我慢できるから人も我慢できるだろうというロジックはマジでヤバイし、自分にもそういう感覚がないとも言い切れないので慎重にならなければいけないと思う。明日朝早いんで、という断り文句に対し俺の方が早いからという理由で深夜まで連れまわす面倒臭い人間と変わらない。自分もお前と同じようにキツイ、あるいはお前以上に厳しい、ということを盾に、つか武器に、キャプテンアメリカの得物を右手に正義の名の下に攻撃を仕掛けてくるのだから恐ろしい。なんつって俺、別に花粉症で仕事を休みたいわけではないのですが。ただ、自分と他人には自分が想像しているよりもずっと距離があるということは意識して生活をする必要があるな、とは感じる。感じ入る。ひどい花粉症を患っている身として。あるいはシンプルに人として。

さても。明日はR-1グランプリ。出場条件が変わってから初めての開催で、コロナ禍による巣篭もり需要のせいもあってか、例年よりは盛り上がっている感じもあるし、決勝進出組でもネタを見たことがない人が多く、中にはまったく知らない人もいて楽しみ。敗者復活組からは仁木恭平がどうなるか。彼がデザインしたTシャツを持っているので、ドンと跳ねた場合、今年の夏が恥ずかしい感じになるかもしれない。そうやって俺、この記事書くのに何枚ティッシュ使ったんだ。鼻の下が痛く、目は腫れているし、部屋が冷えてきた。明日はぐっと寒くなるらしい。花粉症の春。