同じ靴を履いてる

生活について

ハンバーガーとギターとカポ

ドキュメンタル9を見終えまして。特筆するようなこともなく、面白いところは面白く、退屈なところは退屈。それでも一応、腹抱えて笑わせてくれる箇所もあるんだからやっぱり毎度見てしまう。毎度見ては、同じような感想を抱く。

日曜日。強烈に冷え込んでいる。特に観に行きたい映画もなく、どこへ行く予定もなく、洗濯物を干した後なんとなく家飛び出して神保町。日曜天国を聴きながら。どうも、11時開店の店が多く、しばらくこの街をウロウロしていてもいいのだが、かといってお目当の本があるわけでもないため、そのままだらだらと御茶ノ水秋葉原の方面に向かって歩いていく。風は震えるほど冷たいものの、陽の光のおかげで心地のいい天気。しばらく散歩を続け、適当なところで家に戻る。それにしても何も無しにただ帰るのもって、じゃあ飯でも。新宿で下車し、歌舞伎町にあるショーグンバーガーなるバーガーショップにて、2千円以上するハンバーガーをテイクアウトで購入し家でそれを食べる。美味い。そりゃ美味いよな。値段を考えれば。こう、手に持って食べるタイプの金額じゃねえだろ。2千円あまりを手に持ち、それにかぶりついている。美味い。

左の手の指が痛い。なんでかっていうとギターを弾き始めたから。高校の時分バンドをやっていて、担当はベースではあったものの、家にギターがあったのでそれを弾く機会もあり、適当なコードなんかはジャラジャラ弾くことくらいはできた。という認識だったし、何かの拍子で立ち現れる「ギター弾けるの?」のくだりに対しては、まあ適当にコード鳴らすくらいなら、といったような答えを答えていたのだが、果たして全然、いやお前全然弾けないじゃん、ギター。びっくりするよな。びっくりするくらい弾けないじゃん。

慣れてくると自然に指の形がスッと。スッといくことは知っている。初心者が躓くFのコードなんかはまさにそうで、反復して練習していればスッと指の形がFの形になってしまうってものよ。いま、しっかり初心者が躓くところで蹟かされている。そのくせ何を思ったのか、ハンバーガーで汚れた手で、あれ、カポ欲しいなって新宿に踵を返しペペの島村楽器にてそいつを購入し、ルンルン気分で5フレあたりをカポっちゃって、やっぱキーあげると華やかになっていいやね、なんつって全然Fの形にもDの形にも、なんの形にもスッと対応できていない指の先の方がちゃんと痛い。しっかりと痛い。なつかし。こんな風に痛むんだった。早く指の皮が馴染んで欲しい。

2019年末に良いなと思って買ったものの、家帰って装備してみたら全然しっくりこなかった眼鏡をメルカリに放流したら2万円程度になった。ラッキー。コンビニの店員は相変わらず可愛いし、随分と日が長くなってきた感があります。まだサンドリが残っている日曜日。