同じ靴を履いてる

生活について

KOOLと自殺

メンソールの煙草を買う。馬鹿じゃねえかと思う。KOOL。この世の終わりのように喉を刺してくるスースーが。スースーのやつが。メンソールは苦手だ。苦手を確認するために苦手をする。スースーを感じる。ヴェボラップを思う。あの薬は嫌いだった。ヴェボラップが嫌いだったのかヴェボラップを塗ってもらう時の体調の所為なのか。小学生のときヴェボラップを股間に塗っておほほほほほを感じた。その後やって来る痛みに悶えた。KOOLにはおほほほほほが無い。喉を刺す痛みしかない。ギルティ。ヴェボラップ。ノットギルティ。

 

KOOLを買うメンタル。何か満たされていない感覚。俺は何を欲しているのか。インターネッツ聞こえてますか俺はここにいるよの舞を舞うべきなのか。書き止しの小説が一章。この世はみんなゴミだぜWOW WAR TONIGHT、そうやってダンスばかり踊って毎夜を明かすことができたなら。しがみつく握力が足りない。たぶん女なのだ必要なのは。斯くの如くごまかす。どうかひとつ。

 

北海道から修学旅行で京都に来ていた女学生が電車に跳ねられ意識不明の重体になっている。警察は自殺の疑いが強いと見て調査している。どんなメンタルなんだ。人間がわからなすぎる。わからないがすぎる。わからないがすぎるので既ににわかろうとすることを諦めている。KOOLを吸ってくれ。女学生は。KOOLを吸うべきだ。自殺をする前にKOOLを吸って何故こんなものをと喉で感じて欲しい。人間と同じ位KOOLはわからない。救われろ。頼むから。そうあってくれ。